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映画強化週間その3 2008年10月01日

本日の一本:『トランスアメリカ』

※ネタばれまくりです。

何だろう、観終わった後の、この胸に残るもやもやは…。

ざっとしたあらすじを申せば、
性同一障害のブリーは念願の手術を間近に控える身だが、
ある日息子が収監されたとNY警察から電話がかかってくる。
学生時代に一度だけ付き合った女性との子供、トビーに会いに行くが
彼は男娼になっていて、後に解ることだが義理の父に性的虐待を受けていた過去もあった。
過去から逃げないようにカウンセラーから説得され、
手術を受けにLAへ行く車に、父親ということを隠して息子を乗せることに…。

物語終盤、
晴れて女になれた主人公ブリー。
途中で車と一緒に盗まれてしまった、トビー(主人公の息子)が唯一宝物にしていたであろう、犬の図鑑が悲しい。
ペットショップの店員になる夢はあるものの、
結局ポルノ男優になっちゃったトビー。

色々なものがしこりになって、心にわだかまっている感じ。

「人生は二番目の夢だけがかなうものなのよ」by中島みゆき(『シュガー』)

主人公は絶対オッサンの女装だと思っていましたが、
女優さんだとわかって驚愕でした。すごい演技力&メイク(もはや特撮レベル)。

途中で出てくる、トビーのご近所だったおばあちゃん(肝が据わってて強い!)と
インディアンのオッサンがいい味出してます。
トビーが彼にたいしてそっけないのは、まだ父と知らないブリーへの嫉妬なのね。
でもでも、まだ見ぬ父親を夢見、
自分はネイティブの血をひいているのではという、はかない祈りにも似た望みまで断たれちゃんうんだよトビーは!(四分の一ユダヤ人)かわいそうすぎるよ彼は…ああ。

結局のところ、嫌っている母親とそっくりなのよね、トビーは。

父子が和解しかけた所で映画は終わります。
教師免許をとって働くわ、というブリーですが
多分言ってるだけでおわる予感。

どんな人だろうが、いい人もいれば悪い人もいる。
情けない自分、ダメな自分、そういうものひっくるめて全肯定しちゃおうって事?

本当にとりとめなく終わる~ぐむぅう。

映画強化週間 その2 2008年09月29日



本日の一本『ペネロピ』

ご先祖の罪によって豚の鼻を持って生まれた女の子、ペネロピの物語。
現代版、ガーリーなおとぎ話といったところ。
気楽に楽しく見られる一本です。
衣装もセットもとてもかわいい。
『アメリ』を思い出しました。

唯一の難点は、豚鼻でもクリスティーナ・リッチーがとても可愛いので、
呪いが気にならない処でしょうか(笑)

セレブの大金持ち一族に生まれてきたため、好奇の目から逸らすべく
娘を過剰に匿う母親(愛ゆえなんだけど、方向が間違い)と、
もとパパラッチでペネロピ母に片目を奪われた記者レモンが、
物語半ばでペネロピの本当の姿を目にして気持ちが変わっていくあたりが
うまいなーと思いました。

呪いを解くのは王子様ではない、では何か?続きは見てのお楽しみ。

映画強化週間その1 2008年09月27日



本日の一本『やわらかい手』(原題:イリーナ・パーム)

☆まとめて借りてきた瞬間にテレビが壊れました!
 パソコンで鑑賞…

女性讃歌!
大人のコメディ、苦さと切なさが入り混じった作品。
さすがイギリス。

観ていない方のために詳しくは述べられませんが、
普通の主婦だった初老の女性が
大病を患った孫のために水商売の世界に飛び込み、
意外な才能を発揮し、少しずつ生き返ってゆくお話。
なぜ「やわらかい手」なのかは、ぜひご覧ください。全然下品な描写はなし。
元ネタが東京ラッキーホールというのもなかなか。
(アラーキーの写真集にもありましたな)

私はキリスト教徒じゃないし、女なので
主人公のとった行動についてはあっさり受け入れてしまいますが、
大金を得た母親を心配し、いぶかしむ息子(プー太郎なのが泣ける。
このへんは「フル・モンティ」に通じるもの悲しさですね)が勤め先をかぎつけて
母親をなじる場面、そしてお嫁さんが義理母をかばうセリフが泣ける。
主人公の行動は、すべて人のため、人をおもってのこと。

それだけに、初めて職場でできた若い友達(DV旦那から逃れてきた
シングルマザー)が、売れっ子になった主人公のあおりをくらって解雇され、
心配して訪れる主人公に対して非難する場面、その行き場の無い怒りとドロドロぶりが
無茶苦茶切ない…。

形だけの偽善主婦友達(しかもダンナの不倫相手)への別れの啖呵の痛快さ!
最初はただの雇用関係だったオーナーとの、心の通うシーンがとってもいいんだわー。

マリアンヌ・フェイスフルの、歳とってからのしゃがれ声が大好きで
録音しなおされた「As Tears Go By」にノックアウトされたときのことを思い出す。
それももう、20年くらい前のことなんだけど。
機会がありましたら、アルバムもぜひ聴いてくださいませ。

ゆきゆきてM.ムーア 2004年09月20日

このタイトルでピン!ときた方、是非シネマ話をしましょう♪
アナタのオススメ映画があったら是非教えて下さい。

先日『華氏911』に行ってきました。
『ボウリング・フォー・コロンバイン』から一年、
あっという間でした。二度目の正直。
満席で一度入れなかったの。びっくり。
前作と比べて一番の違いは
切迫感が増したことか。
ムーア監督独特のユーモアも少し押さえ気味。
内容が内容だけに。かなり重い。
イラクの空爆で被災した一般の人たちの
惨状、子供を失った親の嘆きなど胸が潰れそう。

ブッシュ一家とビン・ラディン一家はすんごいマブダチだったり
前回大統領選挙がいかに縁故金銭まみれのものかとか
ゼニの為には自国民を結果ばんばん殺しちゃってヘーキ♪
…恐ろしやアメリカ帝国。コレはもう民主主義国家のフリした帝国です。
自由はカネを持っている一部の人にのみ保証され、
それを支える失業者だらけの帝国民たち。
メディアは政府に完全にコントロールされていて
恐怖と懐柔と混乱によって物流が動くさまが観てとれます。

あ~そのために死んでいった兵士や
アフガン、イラクの子供達、大人達。
残された人たちはどうすればいいの?
人を一人殺せば犯罪者だけど
戦争においては沢山殺せば英雄なのよね。
『アフガン零年』元気がなくて観に行けなかったけれど
見つけて絶対観ようと思っている作品です。

たとえばTBS「ブロードキャスター」のような番組で
訳知り顔のアメリカやらオーストラリアからやってきました系の
コケージャンコメンテーターが「アメリカでは…」な~んて得々と喋っているけど
彼らが知っているアメリカは富める人たちのアメリカなんでしょうね。
(大学でもそういう教授いたなあ。
広い世界を飛び回っているつもりで自分の階層に閉じこもっている)

んでタイトルの元となったドキュメンタリー映画
『ゆきゆきて神軍』(監督:原一男、奥崎謙三出演)
戦争・カニバリズム・法律・天皇制・軍隊などにたいして
強烈な問いを投げかけている映画です。
戦場で起きたことを誰が裁けるのか?
戦後日本人が忘れていたことをえぐりだす痛い作品。
この作品において監督は奥崎の共犯者です。
気楽~に『オススメ!』とはいえないけれど
機会が有れば是非ご覧下さい。しんどいです。

昨年『ボウリング・フォー・コロンバイン』を観た後で
ダンナと「ムーアの突撃ぶりは原一男を思い出すね」と
話していたら、パンフにムーアじしんが原作品のファンとあり、
ちょっと嬉しくもありました。

学生の頃、ミニシアターで見る機会を得ました。
岡山市内に有るシネマ・クレールというミニシアターの前身、
映像文化交流会の上映会でした。面白い映画をいっぱいやってました♪
毎週のように通っていた。懐かしい。
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Author:JALAN-JALAN
1993年からデザインの仕事、1999年から石けん制作をしています。
趣味は移動でいつもどっか行きたい…と思っています。

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